ニュースマーケット・相場観
三菱重工など防衛関連株が逆行高、地政学リスクで資金流入

3月2日のアジア市場で、防衛関連銘柄が全体相場の急落に逆行して上昇した。日本の三菱重工業は3.6%高、シンガポールのSTエンジニアリングも3.4%上昇した。米イスラエルのイラン攻撃による地政学リスクの高まりが、世界的な防衛支出拡大への期待を後押しした形だ。
国際戦略研究所(IISS)によると、2025年の世界の軍事支出は過去最高の2.6兆ドルに達しており、各国の安全保障投資の拡大基調が防衛セクターへの追い風となっている。三菱重工は航空宇宙・防衛事業の受注残高が12兆円を超え、今期も防衛・宇宙部門の大幅な増収増益を見込んでいる。
市場全体がリスクオフで売られるなか、防衛関連は数少ない「逃避先セクター」として機能している。エネルギー企業も原油価格急騰の恩恵を受け、オーストラリアのウッドサイド・エナジーが5.4%高となるなど、資源・防衛への資金シフトが鮮明となった。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC / DNYUZ