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ブラックロックの260億ドルPEクレジット基金が解約制限、プライベートクレジット市場に動揺

世界最大の資産運用会社ブラックロックが運用するHPS Corporate Lending Fund(運用資産260億ドル)が、3月の解約申請に対し支払い上限(5%)を適用したことが7日に判明した。申請額は運用資産の9.3%(約12億ドル)に達していたが、実際の払い戻しは上限の5%相当(約6億2,000万ドル)にとどまった。この措置を受け、ブラックロック株は7%超下落した。
プライベートクレジット業界全体への波及も顕著で、KKR・アレス・マネジメント・アポロ・グローバル・マネジメントの株価もそれぞれ4〜6%下落した。プライベートクレジット市場の総資産は約1兆8,000億ドルに達しており、その流動性リスクへの懸念が表面化した。生成AIの急速な普及による融資先企業のビジネスモデル崩壊懸念も、投資家不安を増幅させる背景として指摘されている。
プライベートクレジットはここ数年、高い利回りを求める機関投資家に急成長したが、その多くは換金性(流動性)が低い構造になっている。今回のブラックロックの解約制限は、大手運用会社でも「クレジット市場の引き潮」に免疫を持たないことを示す警鐘となった。市場では透明性向上や評価基準の統一を求める声が一段と高まりそうだ。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg(日経・NHK含む)