ニュースマーケット・相場観
トランプ「戦争ほぼ終了」発言で原油が81ドルに急落・米株と世界市場が一斉反発

米大統領ドナルド・トランプ氏は現地時間3月9日夜、CBSニュースとのインタビューで対イラン戦争について「ほぼ終了(pretty much complete)」と述べた。同氏はホルムズ海峡について「船は動いている」とも言及し、紛争の収束に自信を示した。この発言は数時間のうちに市場に波及し、エネルギー・株式市場を急転させた。
ニューヨーク原油先物(WTI)は発言直後から急落し、119ドル台の最高値から81ドル台まで単日で約32%急落した。米ダウ平均は239ドル高で前日比プラスに転換、S&P500・ナスダックも回復基調となった。東京市場の日経平均先物は夜間取引で1960円高の5万4560円を記録、アジア全体でリスクオンの動きが広がった。
ただし市場の楽観には留保もある。トランプ氏は「今週中に終わる」とは明言しておらず、イランは3月10日に停戦協議を拒否。G7エネルギー相による緊急会合も同日開催が決まっており、供給不安の根本解決には至っていないとの見方が市場に残っている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg、Reuters