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モルガン・スタンレー、Fed6月利下げ予測を堅持 ── 原油125〜150ドルは景気後退リスク

モルガン・スタンレーのチーフ米国エコノミスト、マイケル・ゲーペン氏は17日、連邦準備制度理事会(FRB)が6月と9月に各0.25%の利下げを実施するという自行予測を維持すると表明した。イラン戦争を受けた原油高がFRBの政策判断を遅らせるリスクは高まっているとしながらも、エネルギー由来のインフレ上昇を「一時的な外部ショック」と位置づけ、FRBは最終的に緩和に向かうとの見方を変えていない。なお17〜18日の連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利据え置きが確実視されている。
一方で同氏は明確なリスクシナリオも提示した。原油が1バレル125〜150ドルで高止まりした場合、米国のリセッション(景気後退)確率は現在の10%から20%程度まで上昇する可能性があると警告した。この場合、利下げ開始は9月または12月にずれ込み、次の利下げサイクルは2027年にまでずれる可能性があるという。ゴールドマン・サックスはすでに最初の利下げを9月に後ずれさせており、市場では年内の利下げ確率が47%にとどまる。
FRBの二重使命(物価安定と完全雇用)に対してエネルギーショックは「スタグフレーション」リスクを孕む最も難しい局面の一つだ。原油高は消費を冷やしつつインフレを押し上げるため、通常の利下げ・利上げ判断を複雑にする。市場はFRBのジェローム・パウエル議長が翌日の記者会見でどのようなフォワードガイダンスを示すかを注視している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg、investingLive