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日本2月の貿易収支は573億円の黒字 半導体輸出が好調も、対米輸出は3カ月連続マイナス

財務省は3月18日、2月の貿易統計速報(通関ベース)を発表した。輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は573億円の黒字となり、2カ月ぶりの黒字転換を果たした。輸出額は前年同月比4.2%増の9兆5716億円と2月として過去最大を更新し、アジア向けの半導体等電子部品や揮発油の伸びが全体を牽引した。輸入額も過去最大水準に達したが、輸出の増加幅が上回った。
一方で対米輸出は8.0%減と3カ月連続のマイナスとなり、自動車が14.8%減と大幅に落ち込んだ。トランプ政権の関税政策に対応するため、各メーカーが輸出価格を引き下げる動きが続いているとみられる。中国向けも10.9%減少しており、日本の主要輸出先での苦戦が浮き彫りになっている。なお原油価格急騰の輸入コストへの本格的な影響は「3月以降に顕在化する」と財務省は見通しを示した。
今回の貿易統計は、中東情勢が本格化する前の2月時点のスナップショットにとどまる。ホルムズ海峡の輸送問題に伴う原油コスト上昇は今後の輸入額を大きく押し上げる可能性があり、3月以降の貿易収支は再び悪化に転じる懸念がある。対米輸出の構造的な落ち込みとエネルギー輸入コストの増大という二重の逆風の中で、日本の貿易収支の行方に改めて注目が集まっている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:時事通信、財務省