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イオンが5年ぶりに流通業界の売り上げトップに返り咲き M&A戦略とプライベートブランドが奏功

イオンが2025年度の国内小売業売り上げランキングで5年ぶりにトップの座に返り咲いたことが明らかになった。セブン&アイ・ホールディングスとの首位争いでは、イオンが近年積極的に展開してきたドラッグストアやスーパーとの合併・買収(M&A)戦略が実を結んだ形だ。プライベートブランド商品の強化も消費者支持を集め、売り上げ拡大を後押しした。
イオンは中東危機による物価高騰局面においても、低価格路線のプライベートブランドを前面に打ち出すことで生活防衛意識が高まった消費者の需要を取り込んだ。傘下のウエルシアホールディングスやツルハホールディングスとの統合・連携強化も売り上げ拡大に寄与した。一方で利益率については、原材料コスト上昇の影響が今後の課題として残る。
流通業界全体では、原油高騰を背景とした仕入れコスト増が各社の収益を圧迫している。大手百貨店の高島屋や三越伊勢丹は訪日客需要の落ち込みなどを受けて減益を報告しており、業態間での二極化が鮮明になりつつある。流通再編の波は今後も続くとみられ、イオンの次期中期経営計画における成長戦略が市場の注目を集めている。