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CKハチソン、英モバイル合弁から58億ドルで撤退 Vodafoneが完全子会社化

香港のコングロマリットであるCKハチソン・ホールディングス(長江和記実業)は2026年5月5日、英国のモバイル通信合弁VodafoneThreeへの49%出資を43億ポンド(58億2000万ドル)で売却すると発表した。South China Morning Postが伝えた。子会社CKハチソン・グループ・テレコム・ホールディングス(CKHGT)が保有する全持ち分を消却する形で、Vodafoneグループが100%子会社化する。
合弁VodafoneThreeは英Vodafone UKとThree UKの統合により2025年5月31日に発足、英国最大のモバイル通信事業者として2800万を超える契約者を擁する。今回の取引は香港証券取引所への届出を経たもので、CKHGTの執行会長カニング・フォック副会長は「3G時代の2000年に英国でThreeを立ち上げた早期投資の価値を実現させ、株主への現金還元を可能にする」と述べた。Vodafoneは既存現金で資金調達する方針を示している。
合弁発足時に発表された110億ポンド規模の10年5G投資計画と年間7億ポンドのコスト・設備投資シナジー計画は維持される見通しで、Vodafone単独運営に移行することで意思決定の高速化が期待される。Vodafone株はロンドン市場で堅調に推移、CKハチソン株は同案件成立を受け短期的に流動性に注目が集まる展開となった。欧州通信業界では、Vodafoneのスペイン・イタリア事業売却に続く事業整理として位置付けられる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:South China Morning Post