ニュースマーケット・相場観
ソフトバンクがトヨタ抜き時価総額首位、日経平均は初の67000円台

ソフトバンクグループが6月1日の東京市場で一時10%超上昇し、トヨタ自動車を抜いて日本で時価総額が最も大きい企業となった。トヨタが20年以上維持してきた首位の座が、人工知能投資ブームを背景に入れ替わった。ソフトバンクの株価は今年に入って一時80%上昇しており、時価総額は約47兆2000億円に膨らんだ。一方のトヨタは同日4.8%下落し、時価総額は約45兆7000億円に縮小した。
ソフトバンクの上昇は、出資先であるChatGPT開発元のOpenAIと、エネルギー子会社のアメリカ上場準備が報じられたことが追い風となった。日経平均株価は人工知能関連株に牽引されて初めて67000円台に乗せ、午前の取引で一時67231円まで上昇した。ソフトバンク1銘柄で指数を618ポイント押し上げた。
会長兼社長の孫正義(そんまさよし)は週末、フランスで5年間に最大750億ユーロ、日本円で約13兆円を投じて人工知能データセンターを整備する計画を発表していた。同社にとって欧州で最大規模の人工知能インフラ投資となる。投資家・経営者にとって、日本の企業序列が製造業から人工知能投資へと転換する象徴的な局面である。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / Reuters