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Goldman、原油価格に両面リスクと指摘、需要減退が供給途絶を相殺

Goldman Sachsは、原油価格には上下両面のリスクがあるとの見方を示した。中東のイラン戦争に伴う供給途絶と、世界的な需要の落ち込みが綱引きの状態にあるためである。6月1日にBloombergが報じた。アナリストのダーン・ストリューベン氏らは5月31日付のメモで分析した。
中国と西ヨーロッパの4月の石油販売データは、両地域だけで日量約200万バレル分、同行が「すでに低い」とする4月の需要見通しに対して下振れリスクを示すという。ホルムズ海峡を通じた流通が大幅に減少している一方で、ペルシャ湾岸の供給が予想より早く回復すれば下振れリスクが高まると指摘した。地域の十分な貯蔵能力や、想定を下回る生産停止がその要因となる。
原油の需要は、精製品価格とマージンの高止まりを受け、石油化学原料やジェット燃料を中心に顕著に弱いという。原油の95%を中東に依存する日本にとって、価格と供給の両面の不確実性は経済の重大な変数である。投資家・経営者にとって、原油市場の振れ幅をどう見積もるかは、エネルギーコストとインフレ見通しを左右する判断材料となる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg