ニュースマーケット・相場観
外貨準備が5月に771億ドル減少、記録的な円買い介入の規模を裏付け

財務省が6月5日に発表したデータによると、日本の外貨準備高は5月末時点で1兆3100億ドルとなり、前月から771億ドル減少した。昨年7月以来の低水準で、月間の減少幅としては過去最大級となる。4月末からの大規模な円買い・ドル売り介入の規模を裏付ける内容だ。
Bloombergによると、外貨準備のうち外国証券の保有額は4月末から756億ドル減少した。この規模は、円相場を支えるために日本の通貨当局が実施したとされる為替介入の推計額とほぼ一致する。当局は4月30日と5月の大型連休中に複数回の介入を実施したとみられている。
外貨準備の急減は、日本の通貨防衛の弾薬が確実に消費されていることを示す。介入を繰り返せば国際的な監視も強まるため、市場では日本銀行の追加利上げと政府の経済政策が円安阻止の本丸になるとの見方が強まっている。投資家にとっては、当局の介入余力と持続性を測る重要なデータである。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg