ニュースマーケット・相場観
韓国ウォンが2009年以来の安値、外国人の株売りと中東緊張が圧迫

6月5日のソウル外国為替市場で、韓国ウォンは対ドルで一時1ドル1,547.1ウォンまで下落し、世界金融危機下の2009年3月以来の安値を付けた。中東情勢の再緊張と、外国人投資家による韓国株の売り越しが重なり、ウォン売りが加速した。
The Korea Timesによると、外国人投資家は6月5日午前だけで1兆4000億ウォン規模の韓国株を売り越し、売り越しは20営業日連続となった。半導体株の上昇一服を受けた利益確定売りに加え、アメリカとイランの和平協議をめぐる不透明感が重しとなり、韓国株式市場も大幅安で始まった。当局は前日、過度な市場の変動には「直ちに必要な措置を取る」と表明している。
1ドル160円に迫る円安がウォンを連れ安にする構図も指摘される。ウォン安は輸入物価を押し上げる一方、サムスン電子など輸出企業の採算には追い風となる。韓国に投資・取引のあるビジネスパーソンにとって、為替前提の見直しが必要な局面である。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:The Korea Times