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カナダ中銀、5会合連続で金利据え置き 景気減速を理由に

カナダ銀行(中央銀行)が6月10日、政策金利を5会合連続で据え置くことを決めた。経済の弱さを理由に挙げており、利上げ・利下げのいずれにも動かない慎重な姿勢を維持した。原油価格の動向が、インフレ抑制と景気下支えの間で同行を板挟みにしている。
カナダは主要な産油国であり、イラン戦争に伴う原油価格の高騰は輸出にとって追い風となる一方、国内の物価上昇圧力にもなる。同行総裁は記者会見で、景気後退という言葉は使わないとしながらも、経済の減速を認め、当面は政策金利の据え置きが妥当だとの判断を示した。
カナダドルは決定後にやや下落した。資源国であるカナダの金融政策は、世界の商品市況や地政学リスクと密接に連動しており、投資家にとっては原油価格を起点とした資金フローを読み解く重要な手がかりとなる。