ニュースマーケット・相場観
10年物JGB利回り上昇続く、財政への不安が背景

日本の10年物国債(JGB)利回りが2026年6月22日も上昇を続け、財政運営への市場の不安が改めて意識された。日本銀行が先週、政策金利を1995年以来の高水準となる1%へ引き上げたことに加え、高市早苗(たかいちさなえ)政権下での歳出拡大観測が、長期金利に上昇圧力をかけている。
10年物JGB利回りは先週、1996年10月以来の水準となる2.8%に達した場面もあった。世界的なインフレ懸念と日本の財政拡張が重なり、国債を売る動きが続いている。利回りの上昇は日本政府の借入コストを押し上げ、世界最高水準にある債務残高を抱える財政運営の負担を一段と重くする。
国際通貨基金(IMF)のデータによると、日本の債務残高は国内総生産(GDP)比でおよそ230%に達する。市場では、日銀が国債買い入れの減額ペースをどう調整するかが、長期金利の動向を左右する重要な要素になるとみられている。