ニュースマーケット・相場観
ブレント原油が4ヶ月ぶり安値、ホルムズ海峡正常化で供給懸念後退

国際原油市場で6月23日、ブレント原油先物が1バレル77ドルを割り込み、中東情勢が緊迫して以降の最安値となる4ヶ月ぶりの水準まで下落した。アメリカとイランの和平協議が進展し、ホルムズ海峡を通じた原油供給が正常化するとの観測が強まったことが背景にある。
ホルムズ海峡の船舶通航は回復しつつあり、クウェートやアラブ首長国連邦は代替輸送ルートを活用、イランは過去1週間で3,000万バレル超を出荷した。国際エネルギー機関(IEA)によると、アラブ首長国連邦の原油輸出は紛争前の約85%の水準まで回復している。アメリカ財務省はイラン産原油の60日間の販売を認める免許を発行した。
オーストラリアの金融大手Macquarieは、かつて1バレル200ドルを予想していたブレント原油の見通しを大幅に引き下げ、供給フローの急速な回復を見込むと発表した。一方、長期的な市場の安定は、イランの核問題をめぐる協議の進展やホルムズ海峡の安全な再開にかかっており、不透明感は残る。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / Al Jazeera