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ブレント原油、イラン戦争前の水準割れ Hormuzのタンカー復帰で供給懸念後退

原油価格が大きく下落し、ブレント原油はイラン戦争開始前の終値水準を割り込んだ。ホルムズ海峡を通過するタンカーの往来が正常化に向かい、中東情勢をめぐる供給懸念が後退したことが背景にある。ブレント原油は1バレル73ドル台まで下げ、戦争による上昇分をほぼ帳消しにした。米国産WTI原油も一時70ドルを割り込んだ。
アメリカのエネルギー長官は、ホルムズ海峡を通る原油の流れがほぼ正常に戻りつつあると述べた。イランとの合意成立以降、ペルシャ湾内で滞留していた3500万バレル規模の原油を積んだタンカーが海峡を抜け、市場には供給増の観測が広がっている。アナリストの間では、当面は供給過剰の兆候が意識されるとの見方が強まっている。
原油安は世界的なインフレ圧力を和らげる要因となり、アジアや欧州の株式市場では買い安心感につながった。一方、JP Morganは2026年後半のブレント原油価格見通しを年末78ドルへ引き下げ、需要の伸び悩みと在庫の積み上がりを理由に挙げた。エネルギー関連株の選別物色を促す動きも出ている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事: Reuters / CNBC