ニュースマーケット・相場観
円が40年ぶり安値圏で推移、ドル13ヶ月高値で介入警戒高まる

外国為替市場で円が対ドルで40年ぶりの安値圏で推移し、東京市場では介入リスクへの警戒が高まっている。アメリカの5月PCE物価指数が4%を超え、Fedの利上げ観測が強まったことでドルが13ヶ月ぶりの高値圏に上昇し、円安が進行した。
円は東京市場の水準で介入ラインに接近しており、市場では政府・日本銀行による為替介入の有無が注目されている。一方で、東京都区部の6月物価指標で基調的なインフレ圧力が目標の2%へ接近したことは、日本銀行の追加利上げ観測を支え、日米金利差の縮小期待から円を下支えする要因にもなっている。
市場参加者の間では、日本の予想金利のわずかな変化でも日米の利回り差を動かすため、円相場が大きく反応しやすいとの見方が出ている。コメルツ銀行は、インフレが目標に近づくなか日本銀行が利上げを視野に入れていると指摘し、円の方向性を巡る思惑が交錯している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters