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長期金利が約30年ぶり高水準に 財政拡張への懸念で国債売りが加速

日本の長期金利が財政悪化への懸念を背景に約30年ぶりの高水準へ上昇したと、Financial Timesが8日報じた。指標となる10年物国債利回りは2.8%台と1990年代半ば以来の水準で推移しており、国債市場では売り圧力が続いている。
背景には、高市政権が先月公表した経済財政運営の指針の草案がある。2040年度までに官民合わせて370兆円超の投資を掲げる一方、財政健全化への取り組みを明記した文言を削除し、日本銀行に対して成長を支える金融政策を求める記述を盛り込んだことから、市場では財政規律の後退と利上げの遅延を懸念する見方が広がった。
8日はアメリカによるイラン攻撃の再開で原油価格が上昇し、インフレ圧力の再燃観測も債券売りに拍車をかけた。円相場は1ドル162円台と約40年ぶりの安値圏で推移しており、投資家は7月末の日本銀行の金融政策決定会合を注視している。