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Tata Sons会長が辞任、インド最大財閥が後継者不在に
インド最大の企業集団Tata Groupの持ち株会社Tata Sonsで、会長のチャンドラセカランが辞任した。事情に詳しい関係者が12日に明らかにした。ただし2027年2月までの現任期は全うする。Tata Sonsはタタ・コンサルタンシー・サービシズ、タタ・モーターズ、エア・インディアなど30社超を傘下に抱え、グループ全体の規模は4000億ドルに達する。持ち株会社の66%は慈善団体Tata Trustsが保有している。
辞任の背景には、Tata Trusts会長のノエル・タタとの対立の深刻化がある。Tata Sonsは今年2月、ノエル・タタが再任に反対したためチャンドラセカランの会長再任の判断を先送りしていた。ノエル・タタはTata Sonsを将来にわたって上場させないという確約を含む複数の条件を求めたが、チャンドラセカランはこれに応じなかったとされる。取締役会の構成をめぐっても両者は衝突してきた。18日に予定される年次株主総会では取締役再任の是非が諮られる予定だった。
チャンドラセカランは1987年にグループへ入社し、2009年にタタ・コンサルタンシー・サービシズの最高経営責任者に就任、2017年から持ち株会社の会長を務めてきた。直近1年間でグループは航空機事故を受けたエア・インディアへの規制当局の監視強化、情報サービス部門の価格競争、ジャガー・ランドローバーへのサイバー攻撃による生産混乱に直面してきた。辞任報道を受け、傘下上場企業の株価は最大4%下落した。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters