ニュース経営・戦略
a2ミルクの通期最終利益44%減、供給網の混乱で中国向けが失速

ニュージーランドの乳業大手a2ミルクが8月17日、2026年6月期の決算と弱い業績見通しを発表し、株価は一時10.2%安の7.39ニュージーランドドルまで下落した。6月中旬以来の安値で、下落率は5月上旬以来の大きさとなった。ニュージーランドの主要株価指数は0.5%安にとどまり、下げの大半はa2ミルク固有の要因である。
主因は中国国内向け表示の粉ミルク事業における供給網の混乱である。1月から3月期の需要が強かったことに加え、生産の滞留と輸送費の上昇が重なり、4月から6月期に商品が不足した。既存の利用者が他ブランドへ乗り換え、中国国内向け表示製品の売上高は14%減の5億4430万ニュージーランドドルとなった。在庫水準はすでに大幅に改善したとしている。
通期の最終利益は44%減の1億1360万ニュージーランドドルで、市場予想の1億2100万ニュージーランドドルに届かなかった。会社側は2027年6月期も混乱の影響が続くとみて、売上高の伸びを1桁台半ばと見込む。2026年6月期の12.4%増から大きく減速する。Citiは、回復に想定以上の時間がかかり、株価が織り込む水準に対して見通しは物足りないと指摘した。期末配当は1株9.5ニュージーランドセントへ減配する。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters