ニュースマーケット・相場観
ドルが数カ月ぶり安値圏、長期債買い戻し倍増が介入と受け止められる

ドルが8月24日のアジア市場で数カ月ぶりの安値圏にとどまった。ユーロは1ユーロ=1.1685ドルと1.16ドル台を固め、円は1ドル=159円より円高の水準で推移した。
きっかけはアメリカ財務省による長期債買い戻しの拡大である。30年債利回りが約20年ぶりの高さを付けたことを受け、財務省は買い戻し規模を1回あたり40億ドルへ倍増すると発表した。32兆ドル規模の市場に対して金額そのものは小さいが、当局が金利水準に介入する姿勢を示したこと自体が嫌気された。
長期金利の上昇は世界的な現象で、底堅い成長見通し、インフレ期待の高まり、政府債務の膨張への懸念が重なっている。ドルはビットコインに対して約3年半ぶりの大きな週間下落を記録した。8月のアメリカのサービス業の伸びが約2年ぶりの強さだったことが、辛うじてドル売りを抑えている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC