ニュースマーケット・相場観
8月の企業物価7.6%上昇で予想上回る 日銀の来週利上げを後押し
日本銀行が11日発表した8月の企業物価指数は前年同月比7.6%上昇し、市場予想の7.4%を上回った。7月は改定値で7.7%の上昇だった。前月比では0.2%下落したものの、中東情勢に伴う燃料費の高騰と円安による輸入コストの増加が、企業間の取引価格を高止まりさせている。
円建ての輸入物価指数は前年同月比24.8%上昇した。7月の29.3%からは伸びが鈍ったが、大幅な上昇が続いている。植田和男(うえだかずお)総裁は、企業がコスト増をどこまで家計に転嫁できるかを見極めるため、企業物価の動向を注視していると述べてきた。
市場は来週の金融政策決定会合で、政策金利が1%から1.25%へ引き上げられる可能性をほぼ完全に織り込んでいる。日銀は6月に31年ぶりの水準となる1%へ利上げし、7月は据え置いた。今回の統計は、利上げを後押しする材料となる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters