2025/12/29の経済ニュース10選 - 中国軍が台湾包囲演習も市場は無反応。年末ラリーが 止まらない理由

2025年12月29日 MBI経済ニュース編集部

2025年12月29日の経済ニュースでは、中国軍の台湾周辺での大規模軍事演習が始まり、日銀は追加利上げの姿勢を示しました。また、銀価格が史上初の80ドルを突破し、世界株式市場はAIが牽引する年末ラリーの進行中です。各市場の動向や国際情勢が相まって、引き続き注目を集めています。

動画版:YouTubeで見る
2025/12/29の経済ニュース10選 - 中国軍が台湾包囲演習も市場は無反応。年末ラリーが 止まらない理由(動画)

1. 中国軍、台湾周辺で大規模軍事演習「正義ミッション2025」開始

国際・外交 ・ 出典:Al Jazeera / Japan Times

中国人民解放軍は29日、台湾周辺で陸・海・空軍およびロケット軍を動員した大規模軍事演習「正義ミッション2025」を開始した。東部戦区報道官の施毅上級大佐は「台湾独立分裂勢力と外部干渉勢力への厳重な警告」と声明で述べた。 演習は台湾海峡および台湾の北・南西・南東・東部の5つの海空域で実施され、主要港湾の封鎖訓練や「島嶼外での全方位抑止」を目標に掲げる。30日には午前8時から午後6時まで実弾射撃訓練が予定されている。中国軍が「接近阻止・領…

2. 日銀12月会合「主な意見」公表、追加利上げ継続姿勢を確認

資金繰り・ファイナンス ・ 出典:Japan Times

日本銀行は29日、12月18〜19日に開催した金融政策決定会合の「主な意見」を公表した。政策委員からは「日本の実質政策金利は群を抜いて世界最低水準」との認識が示され、「当面は数カ月に1回のペースで利上げを進めるべき」との積極的な意見も出された。 会合では政策金利を0.5%から0.75%へ引き上げることを全員一致で決定。ある委員は「インフレ率に対して政策金利が低すぎることが円安や長期金利上昇の背景にある」と指摘。別の委員は「現在の金融環…

3. 【続報】銀価格が史上初の80ドル突破、一時84ドルまで急騰

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

【続報】銀価格は29日、史上初めて1オンス80ドルの大台を突破し、一時84ドルまで急騰した。前週末比6%高となったが、その後急落して終値は75ドル近辺となる荒い値動きとなった。年初来上昇率は169%に達している。 銀相場の急騰は、供給と需要のミスマッチに加え、ドル安、地政学的緊張の高まり、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が追い風となった。太陽光パネル、電気自動車、AIハードウェアなど産業用途での需要増加も価格を押し上げ…

4. 世界株式市場、AI主導の記録的上昇継続 年末ラリー進行中

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

世界の株式市場は29日、AI(人工知能)関連銘柄主導の上昇基調を維持した。MSCIオール・カントリー・ワールド指数は先週1.4%上昇し過去最高値を更新。年末の「サンタクロース・ラリー」が本格化している。 アジア市場では、韓国KOSPI指数が2.2%上昇し4,220ポイントで取引を終了。年初来上昇率は75%に達し、1999年以来の最高パフォーマンスとなる見通し。台湾株式市場も過去最高値を更新した。一方、日経平均株価は0.44%安の50,…

5. 中国、2026年に財政支出拡大を表明 第15次5カ年計画始動へ

規制・税制・政策 ・ 出典:Bloomberg

中国財政部は28〜29日に開催した全国財政工作会議で、2026年に財政支出規模を拡大する方針を表明した。藍佛安財政相は「第15次5カ年計画(2026〜2030年)の好スタートを確保するため、より積極的な財政政策を実施する」と述べた。 会議では、先端製造業、技術革新、人材育成などの重点分野への投資拡大が確認された。国債活用の最適化と地方政府への移転支出効率化も課題として挙げられた。消費財の買い替え補助プログラムへの財政支援継続も明言され…

6. アジア市場週明け、アメリカ利下げ観測と貴金属高で上昇基調

マーケット・相場観 ・ 出典:CNBC

アジア太平洋市場は29日、2025年最終週を前向きにスタートした。MSCI アジア太平洋指数は10月3日以来の高値水準に上昇。アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)の2026年追加利下げ観測が株式と貴金属の買いを後押しした。 韓国KOSPI指数は2.2%高と際立つ上昇を記録し、年初来上昇率は75%に達した。1999年以来の最高年間パフォーマンスとなる見通し。台湾加権指数も過去最高値を更新し、年間25%の上昇ペースを維持している。香港ハン…

7. 原油価格上昇、ウクライナ和平交渉難航と中国景気刺激策が下支え

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

原油価格は29日、アメリカ主導のウクライナ和平交渉が難航する中で上昇した。ブレント原油は1バレル61ドル台、WTI原油は57ドル台で推移している。 トランプ大統領は28日にウクライナのゼレンスキー大統領とマール・ア・ラーゴで会談し「多くの進展があった」と述べたが、領土問題を中心に合意には至っていない。地政学的不確実性の継続が原油の下値を支えている。 中国が2026年の財政拡大方針を表明したことも原油相場の追い風となった。世界最大の原油…

8. 上海総合指数9連騰、中国財政刺激策と年末ラリーで2カ月ぶり高値

マーケット・相場観 ・ 出典:Trading Economics

上海総合指数は29日、0.4%高の3,980ポイント付近で取引を終了し、9営業日連続の上昇となった。4月以来最長の連騰記録で、深セン成分指数も0.3%高の13,640ポイントと2カ月ぶりの高値を付けた。 中国財政部が28日に発表した2026年財政拡大方針が投資家心理を後押しした。消費喚起と内需拡大に財政支出を振り向ける姿勢が明確になったことで、景気回復期待が高まっている。 個別銘柄では、AIチップ設計の寒武紀(カンブリコン)が7.2%…

9. 米銀行業界がプライベートエクイティに「逆襲」、規制緩和で攻勢

資金繰り・ファイナンス ・ 出典:Bloomberg

アメリカの大手銀行がプライベートエクイティ(PE)業界に対する攻勢を強めている。シティグループ、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなど主要行が、トランプ政権下の規制緩和を追い風に融資やM&A助言業務で巻き返しを図っている。 過去数年間、厳格な銀行規制の下でPE各社が台頭し、銀行の収益源であったレバレッジドローンやプライベートクレジット分野を侵食してきた。しかし規制環境の変化により、銀行は再びリスクテイクが可能となりつつある…

10. 2025年の11大トレード総括、AI・金・日銀など波乱の1年

解説・コラム・レポート ・ 出典:Bloomberg

Bloombergは29日、2025年の金融市場を象徴する「11大トレード」を総括する記事を配信した。高い確信度の賭けと急激な反転が入り混じる1年だったと振り返っている。 金相場は年間上昇率約73%と1979年以来の最高パフォーマンスを記録。銀、プラチナ、パラジウムも過去最高値を更新した。日銀の利上げサイクル開始に伴う円キャリートレードの巻き戻しは8月に市場を混乱させ、「ブラックマンデー」級の急落を引き起こした。 AI関連銘柄は4月の…

日刊ニュースまとめの一覧へ

MBI経済ニュース(MAGI BIZ INSIGHT)は、忙しい経営者・事業主のための経済ニュースメディアです。毎日の経済ニュースを要約し、動画と音声でも配信しています。

運営会社編集ポリシープライバシーポリシー免責事項お問い合わせ

© 2026 MBI経済ニュース