ニュースマーケット・相場観
金価格が4200ドル超え、過去最高値に接近

金のスポット価格が11月29日に1オンス=4,220ドル前後まで上昇し、10月に記録した史上最高値約4,250ドルに接近している。週間では約150ドルの上昇となり、11月を力強い形で締めくくった。
上昇の主な要因は、12月の米連邦準備制度理事会(FRB)利下げ観測の高まりだ。NY連銀のウィリアムズ総裁が「近い将来のさらなる政策調整の余地がある」と発言したことで、12月利下げ確率は一時50%から約80%へと急上昇した。また、CME取引所の大規模障害によって先物市場が一時停止した際、金価格のボラティリティが高まり、ビッド・アスクスプレッドが拡大する場面も見られた。
地政学的リスクも金価格を支えている。ウクライナ情勢の緊迫化や中東の不安定さが安全資産への資金流入を促している。一方、主要アジア市場では高値警戒感から小売需要が鈍化しており、インドの結婚シーズンや中国市場でも消費者の買い控えが報告されている。アナリストは12月に4,300〜4,350ドル付近への上昇を予想するが、ドル高や予想外のFRB政策変更には警戒が必要との見方も示されている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters、Goldprice.org