ニュースマーケット・相場観
日本の長期金利が2008年以来の高水準に、30年債利回りは過去最高を更新

12月3日の日本国債市場で金利上昇が再加速し、新発30年国債利回りが1999年の入札開始以来の過去最高水準を更新した。新発10年債利回りも2008年以来の高水準に達し、債券市場に緊張が走っている。背景には、日本銀行の早期追加利上げ観測と高市政権下での財政拡大懸念がある。三菱UFJアセットマネジメントの小口正之エグゼクティブ・ファンドマネジャーは「市場は日銀の12月利上げを100%織り込んでおらず、金利には上昇余地がある」と指摘。財政拡張懸念も重しとなり、政策転換がない限り金利上昇圧力が継続するとの見方を示した。市場関係者の間では、12月18〜19日の日銀金融政策決定会合での利上げ確率を約80%と見積もる声が多い。現在0.5%の政策金利が0.75%程度まで引き上げられる可能性が意識されている。長期金利の上昇は住宅ローン金利や企業の資金調達コストに影響を与えるため、今後の経済活動への波及効果が注目される。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:loomberg