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日本の財政健全化指標めぐり論争 基礎的財政収支の意義を問う

日本の財政健全化をめぐる議論が政策当局者や専門家の間で活発化している。焦点は、政府が長年目標としてきた「基礎的財政収支(プライマリーバランス)」の黒字化という指標の妥当性だ。高市早苗政権下での積極的な財政出動を背景に、従来の財政規律の在り方を見直すべきとの声が高まっている。
一方の陣営は、基礎的財政収支を無視すれば財政問題の本質が見えなくなると主張。他方では、金利と成長率の関係性(ドーマー条件)に基づき、低金利環境下では債務の持続可能性を別の視点で評価すべきとの意見もある。2026年度予算案では国債発行30兆円超えを回避するため地方交付税の減額という奇策が採用された経緯もあり、財政運営の透明性への疑問も呈されている。
10年物国債利回りが2%を超える水準で推移するなか、日銀の利上げ継続姿勢も相まって、財政と金融政策の整合性が問われている。専門家は「成長率が金利を上回る条件を長期的に達成できるかが鍵」と指摘し、高市政権の経済政策「サナエノミクス」の持続可能性を見極める重要な局面を迎えている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:The Japan Times / 日本経済新聞