ニュースマーケット・相場観
原油価格、イラン情勢とベネズエラ不透明感で3日続伸

WTI原油先物が1バレル59.36ドル前後、ブレント原油が63.67ドル前後で取引され、3営業日連続の上昇となった。イランとベネズエラという2大産油国の供給リスクが意識され、地政学的リスクプレミアムが原油相場を押し上げている。
イランでは経済危機に端を発した抗議デモが全土に拡大し、3週目に突入した。トランプ大統領は抗議者への弾圧を非難し、軍事オプションを含む対応を検討中と報じられている。イランは日量300〜400万バレルを生産するOPEC主要加盟国であり、エスカレーションは世界供給に大きな影響を与える可能性がある。
一方、ベネズエラについてもアメリカによる石油資産の管理や制裁の動向が不透明なままで、原油フローの見通しが立たない状況が続く。ただし、世界的な需要の弱さや在庫の積み上がりが上値を抑制する構図は変わらず、市場は地政学リスクと構造的な供給過剰懸念の間で揺れ動いている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Trading Economics / Fortune