ニュースマーケット・相場観
原油市場、米イラン核交渉を前に様子見 ブレント68ドル割れ

16日のアジア時間の原油市場は小動きで推移した。国際指標のブレント原油は1バレル68ドルを下回る水準で取引され、アメリカ産WTI原油は63ドル付近となった。18日(火曜日)にジュネーブで再開予定のアメリカとイランの核交渉を前に、地政学リスクと供給見通しを見極める姿勢が広がった。
トランプ大統領は14日、イランに対して「体制転換が最善の結果だ」と発言し、交渉前の圧力を強めている。一方、イラン外交当局は「持続的な合意のためにはアメリカ側にも石油・ガス、鉱業、航空機購入などの経済的メリットが必要だ」と主張。アメリカはイランの対中原油輸出の削減でも合意を目指しており、中国はイラン原油輸出の8割超を占める。
ブレント原油は今年初の2週連続下落を記録した。OPEC+が段階的な増産再開に傾いていることも供給過剰懸念を強めている。アメリカのプレジデンツ・デーで米国市場が休場のため、本日の取引は薄商いが見込まれている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg / Reuters