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中国、銀行・国家機関でOpenClaw AIの利用を規制 安全保障上の懸念が理由

ブルームバーグは3月11日、中国当局が主要国有銀行および政府系機関に対し、AIエージェントツール「OpenClaw(オープンクロー)」の業務利用を禁止または制限するよう通達を出したと報じた。ロイター通信も同日、この規制措置を確認した。前日まで中国国内の複数の技術ハブがOpenClawの普及を推奨していたが、一転して制限が加わった形だ。
ブルームバーグによれば、規制の背景には安全保障上の懸念があり、OpenClawのデータ処理基盤に関する情報が国外に漏洩するリスクが問題視されている。OpenClawは中国国内で急速に普及した自律型AIエージェントソフトウェアで、文書作成・データ分析・業務自動化の機能を持ち、金融機関や政府機関での採用が進んでいた。今回の規制は特に機密性の高い金融データや行政情報の管理強化を目的としているとされる。
中国政府はこれまでもDeepSeekなどの国産AIを軍・政府系機関での利用推奨リストに加える一方、特定ツールには安全審査を義務付けてきた経緯がある。今回の措置はAI活用の積極策と規制強化を同時に進める中国独特のスタンスを改めて示した形で、国内外のAI企業が中国市場でのビジネス展開戦略を再考する契機にもなりえる。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg、ロイター