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サウジアラビアの東西パイプラインが日量700万バレルでフル稼働、ホルムズ代替ルート確立

サウジアラビアの東西石油パイプライン(ペトロライン)が日量700万バレルという設計上限でフル稼働に達した。ブルームバーグが3月29日、サウジ石油産業に詳しい関係者の話として報じた。アブカイク石油処理施設から紅海のヤンブー港まで約1200キロメートルにわたるこのパイプラインは、2月28日の米国・イスラエルによるイラン攻撃に伴うホルムズ海峡の実質的封鎖を受けて、ほぼ即日から輸送量を急速に増強してきた。今回のフル稼働達成は、40年以上前のイラン・イラク戦争時代に建設されたこのインフラが、史上初めて真の意義を問われた状況での「計画通りの稼働」を意味する。
ヤンブー港を通じた原油輸出量は現在1日約500万バレルに達しており、さらに石油製品(ガソリン・ディーゼルなど)として1日70〜90万バレルが追加輸出されている。700万バレルのうち残り200万バレルはサウジ国内の精製施設向けとなる。これにより世界最大の原油輸出国であるサウジアラビアは、ホルムズ海峡封鎖後も国際市場への供給継続能力を証明した形だが、紅海のバブ・エル・マンデブ海峡がイエメンのフーシ派の新たな脅威にさらされるリスクが新たな懸念として浮上している。フーシ派は3月29日、イスラエルへの攻撃継続と参戦を表明した。
700万バレルというフル稼働数量は、封鎖前にホルムズを通過していた原油・石油製品の合計約2000万バレル/日のわずか3分の1程度にとどまる。さらにヤンブー港の2つの積み出しターミナルの実質的な積み出し能力は日量300〜400万バレルとされており、パイプライン能力と港湾能力のボトルネックが依然として課題だ。それでも、このパイプラインが存在することで原油価格の一段の高騰が抑制されており、エネルギーアナリストたちは今後フーシ派の紅海での動向が世界の石油供給に対する最大リスクになると分析している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg