ニュース規制・税制・政策
日銀3月会合「想定より利上げ加速も」──イラン情勢でインフレ懸念が強まる

日本銀行が3月30日に公表した3月18〜19日の金融政策決定会合における主な意見によると、複数の委員が「原油高がインフレを押し上げ、想定より早期に追加利上げが必要になりうる」との見方を示した。中東情勢の長期化が国内物価に与える影響への警戒感が、会合の大きなテーマとなった。
ロイターによると、ある委員は「中東緊迫が経済に大きなダメージを与えない限り、利上げを進めるべきだ」と発言。別の委員も「エネルギーコスト上昇を通じた2次的インフレへの対応として、金融引き締めも選択肢に入る」と述べた。会合では中東情勢を「上振れリスク」と位置づけ、次回以降の会合で追加利上げの検討が現実的な議題となることが示唆された。
朝日新聞によれば、意見の中には「イラン情勢次第では、これまでのシナリオから早期に方針を見直す必要がある」との強い文言も含まれていた。市場では日銀の次回利上げ時期を4〜5月と予想する向きが増えており、ドル円が160円台に乗せた局面では日銀の早期利上げ観測が円の下支えとして期待されている。