ニュースマーケット・相場観
ハンガリーのフォリントが急騰、EU凍結資金解放と関係正常化への期待

ハンガリーの通貨フォリントが2026年4月13日、オルバン首相の選挙敗北を受けて急騰した。欧州連合(EU)との関係改善に向けた新たな局面が開かれるとの期待感から、長年抑圧されてきたハンガリー資産への見直し買いが一気に広がった。
オルバン政権下では民主主義後退への懸念を理由にEUが約170億ユーロの資金を凍結しており、新政権の発足によってこれが解除されれば経済的な恩恵は計り知れない。ティサ党のマジャル新首相はEU統合路線への回帰とウクライナ支援の強化を公約しており、ブルームバーグはフォリントの急騰について「ハンガリーにとってEU関係の新時代が幕を開けた」と伝えた。
欧州市場全体でも歓迎ムードは明らかで、中道・親欧州路線が再び勢いを取り戻すとの期待から欧州株全般に好材料となっている。一方、ロシアのプーチン大統領はハンガリー内部のEU最大の同盟者を失うことになり、欧州でのロシアの外交的影響力にも影響を与えることになりそうだ。