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植田日銀総裁、長期金利急上昇を認識・政府との緊密連携を表明

日本銀行の植田和男(うえだかずお)総裁は5月19日の記者会見で、最近の長期金利が「比較的速いペースで」上昇していると認識を表明した。インフレ懸念の高まり、日本経済の見通し、金融・財政政策が債券市場に影響する諸要因として市場で見られていると述べ、政府との緊密な連携を維持しながら国債市場を注視する方針を示した。
10年物日本国債利回りは今週2.8%に到達し、1996年10月以来の水準を記録した。日本銀行は4月の金融政策決定会合で政策金利を据え置いたものの、中東情勢に伴うエネルギーコスト上昇によるインフレ加速懸念から、6月15-16日の次回会合での利上げ可能性を強く示唆していた。市場は6月会合での0.75%から1.0%への利上げ確率を80%と織り込んでいる。
植田総裁は「政府との緊密な連携を維持しつつ国債市場の動向を注視する」と発言した。スコット・ベセント米財務長官との5月19日のパリ会談を経て、ワシントンからの利上げ後押しが鮮明になるなか、高市早苗(たかいちさなえ)首相の財政拡張方針との均衡が市場の最大の関心事となっている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters