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植田日銀総裁、原油ショックが持続的インフレ化させる可能性に強く警鐘

日本銀行の植田和男(うえだかずお)総裁は5月27日、東京で開催した日銀主催の国際コンファレンスの冒頭講演で、ホルムズ海峡情勢を背景とする原油価格の急騰について「一時的な供給ショックであっても、インフレ予想とのフィードバックを通じて持続的な物価上昇に転化する可能性がある」と述べ、強い警戒感を示した。
植田総裁は、日銀が4月公表値で2.8%まで加速した新基調物価指標を引き合いに、エネルギー・教育補助金等の特殊要因を除いた純粋な物価トレンドが目標2%を明確に上回って推移している点を強調した。市場では、6月17-18日の金融政策決定会合で追加利上げが決定されるとの観測が一段と強まっている。
スコット・ベセント米財務長官が今週、日銀の独立性を尊重しつつ追加利上げに政治的な障害がない旨を発信したことも、6月利上げ観測を支援している。長期国債利回りはこの日も上昇基調を維持し、超長期ゾーンの40年債入札は12カ月平均を上回る応札倍率となった。