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円、記録的な為替介入後も介入警戒水準の近辺、日銀利上げ待ちでリスク高まる

日本円が、過去最大規模となった為替介入の後も1ドル160円に迫る介入警戒水準の近辺で推移している。日本銀行による次の利上げを待つ間、追加介入のリスクが高まっていると6月1日にBloombergが報じた。財務省は前週、4月28日から5月27日までの1カ月間に総額11兆7300億円、約736億ドルの円買い介入を実施したと公表していた。これは円安局面での介入として過去最大となる。
円が介入水準の近辺にとどまっているのは、日本とアメリカの金利差が依然として大きいためである。市場の関心は、6月16日に予定される日本銀行の金融政策決定会合に集まっている。利上げが見送られれば円安圧力が再び強まり、追加介入を迫られる可能性が意識されている。
中東情勢に伴う原油高が日本のインフレと貿易収支を圧迫していることも、円の重しとなっている。投資家・経営者にとって、為替介入と金融政策のタイミングをめぐる綱引きは、輸入コストや事業計画に直結する論点である。日本銀行の植田和男(うえだかずお)総裁の発言が、今後の方向性を占う手がかりとして注視されている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg