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植田総裁が重要講演、6月利上げ圧力強まる、片山財務相「見解一致」

日本銀行の植田和男総裁が6月3日、金融政策の先行きを占う重要な講演を行った。市場では今月後半の追加利上げ観測が急速に高まっており、講演内容が政策判断の手掛かりとして注目を集めた。複数の海外メディアが報じた。
背景には日本銀行内部の地ならしがある。4月会合では3名の審議委員が金利据え置きに反対し、別の2名も最近の講演で物価上昇圧力の高まりに警鐘を鳴らした。4月の卸売物価指数は3年ぶりの高水準に達し、企業が原材料費を転嫁する速さに政策当局が警戒を強めている。アメリカのスコット・ベセント財務長官も、日本政府が独立性を認めれば植田総裁は「必要なことを行う」と述べ、利上げを後押しする姿勢を示した。
片山さつき(かたやまさつき)財務相は記者団に対し「最近の主要7カ国会合で植田総裁とずっと一緒だったが、多くの点で見解が一致していると感じる」と語った。ただ野村証券の岩下真理氏は、4月会合の議事要旨で明示的な政策シグナルを出すことへの不満を表明した委員がいたことから、植田総裁が6月利上げへの直接的な言及を避ける可能性を指摘した。投資家・経営者にとって、追加利上げの時期は円相場と国債利回りを左右する最重要の変数である。