ニュースマーケット・相場観
円が3営業日連続で一時160円、財務相は「断固たる行動」警告、首相は経済強化での円防衛を表明

6月5日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日連続で一時1ドル160円の節目まで下落した。160円は市場で当局の介入ラインと広く意識される水準である。片山さつき(かたやまさつき)財務相は同日、為替について「いつでも適切に対応する用意がある」と述べ、過度な変動には「断固たる行動」を取る権利を留保すると改めて警告した。
Reutersによると、円は2月以来となる4週連続の下落に向かっており、過去1カ月に約730億ドルを投じたとされる介入の効果はほぼ帳消しになった。中東情勢の緊迫でドルに安全資産としての買いが入り、ブレント原油先物が1バレル90ドルを大きく上回る水準で推移していることも、エネルギー輸入国である日本の円に逆風となっている。
高市早苗(たかいちさなえ)首相は6月5日、経済を強化することを通じて円を支えていく考えを示した。市場は日本時間夜のアメリカ雇用統計と、6月15日・16日の日本銀行金融政策決定会合を次の焦点としている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters