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シンガポールDBS、個人向けにトークン化した現物金を提供へ

シンガポールの大手銀行DBSが、個人顧客に対してブロックチェーン技術で裏付けられた現物の金(ゴールド)をトークン化して提供すると発表した。Reutersが6月11日に報じた。富裕層に限られていたデジタル資産サービスを一般の個人顧客へと広げる動きで、アジアの金融ハブにおける資産運用の新潮流を示す。
トークン化された金は、実物資産を小口に分割してデジタル上で取引できるようにする仕組みで、少額からの投資や売買の利便性が高まる。地政学的緊張やインフレ懸念が続くなか、安全資産とされる金への投資需要を、新しい技術で取り込む狙いがある。
伝統的な金融機関がデジタル資産の領域に本格参入する流れは、アジア全体の資産運用ビジネスの競争環境を変えつつある。投資家にとっては、実物資産とデジタル技術を組み合わせた新しい運用手段が選択肢に加わることを意味する。