ニュースマーケット・相場観
クウェートが6月に大幅増産 米・イラン合意後にホルムズ海峡の通航正常化

Reuters が7月3日までに報じたところによると、クウェートは6月に原油生産を日量165万バレルへ大幅に引き上げた。アメリカとイランの合意を受けて中東情勢が落ち着き、ホルムズ海峡の通航が正常化するなか、湾岸産油国が輸出を回復させている動きの一環だ。
サウジアラビアもアメリカとイランの合意以降、ホルムズ海峡を通じた原油輸送を増やしていると報じられている。石油輸出国機構(OPEC)とその協調国は追加増産に踏み切っており、アラブ首長国連邦の輸出も急増、アメリカの産油量も過去最高を更新した。供給の正常化を背景に、原油価格はイラン戦争前の水準まで下落している。
ブレント原油は1バレル71ドル前後で推移し、アメリカとイランの協議が進展するとの期待が下値を支えている。ただ、イランはホルムズ海峡を通航する船舶に承認された航路の使用を警告するなど、地政学的な緊張は完全には解消していない。原油市場は供給増と中東リスクの綱引きのなかで方向感を探る展開が続いている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters