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元財務官が毎会合での利上げを提言、円安圧力の是正狙う

元財務官の中尾武彦(なかおたけひこ)氏が8月17日、日本銀行は毎回の金融政策決定会合で政策金利を引き上げるべきだとの考えを示した。Bloombergに対して述べたもので、アメリカとの金利差を縮小し、円に対する下落圧力を和らげることが狙いだとしている。
中尾氏は2011年から2013年まで財務省で国際担当の財務官を務め、その後アジア開発銀行の総裁を歴任した。為替政策の実務を統括した立場からの発言であり、市場では日本銀行の利上げペースを巡る議論を刺激する材料と受け止められている。会合ごとの引き上げは、これまでの数カ月に一度という運びよりも明確に速いペースになる。
背景には、円安が輸入物価を通じて家計と中小企業の負担を押し上げてきた経緯がある。円相場は8月17日時点で1ドル159円台にとどまり、10年物国債の利回りは30年ぶりの高水準に達した。4月から6月期の実質成長率が年率1.1%増と予想を下回ったにもかかわらず、市場では9月の追加利上げ観測が維持されている。次回の金融政策決定会合は9月17日と18日に開かれる。