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9月と10月の備蓄原油放出見送り、経済産業大臣が表明

赤澤亮正(あかざわりょうせい)経済産業大臣は8月25日、9月と10月に国家備蓄原油の追加放出を実施しない方針を明らかにした。中東情勢の緊迫を受けて日本が続けてきた備蓄放出は、いったん区切りを迎えることになる。
一方で調達環境は厳しさを増している。赤澤亮正経済産業大臣は、9月の原油調達量が前年同月の平均に対して8割程度の水準にとどまる見通しだと説明した。タンカーが迂回航路を取らざるを得ず、日本への輸送日数が通常の21日から23日程度に対し55日前後まで延びていることが要因である。8月の調達量は前年並みを確保できる見込みだという。
すでに放出した国家備蓄のうち一部は使われないまま残っている。放出見送りは需給が最悪期を脱したとの判断を示す一方、輸送日数の長期化は精製各社の在庫運営と燃料コストに時間差をおいて効いてくる。