ニュースマーケット・相場観
日本国債利回りが約30年ぶり高水準、海外資金の国内回帰リスクが焦点に

日本国債の利回りが約30年ぶりの高水準に接近し、日本の巨額の対外投資資金が国内に回帰するリスクに市場の関心が集まっている。Bloombergによると、現時点で本格的な資金移動の兆候は乏しいものの、その変化がどれほど速く進み得るかを市場が過小評価しているとの見方が運用担当者の間で出ている。
Vanguard Asset Managementの国際金利担当者は、国内利回りの上昇が続けば日本は徐々に資金を国内に留めるようになると指摘した。その影響は円と日本国債にとどまらず、アメリカ国債やヨーロッパの債券市場、さらには世界の資金調達環境全体に及び得るとしている。
日本の投資家は長年、低利回りの国内債を敬遠して海外債券を買い続けてきた。日本銀行が政策正常化を進めて国内利回りが上昇すれば、この流れが逆回転する可能性がある。小規模な資金シフトであっても国際的な債券市場に波及し得る点が、グローバル投資家にとって新たな変数として浮上している。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg