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増一行審議委員、物価上振れリスクに警鐘 インフレ加速なら急速な利上げも

日本銀行の増一行(ますかずゆき)審議委員は10日、福井市で講演し、日本の金融環境は依然として緩和的で、インフレが加速すれば急速な利上げを迫られるリスクがあると警告した。基調的な物価上昇率は2%目標に極めて近いとして、引き続き政策金利を引き上げる考えを示した。
増委員は、最近の生産者物価の急上昇について、企業が中東情勢や円安によるコスト増を積極的に価格転嫁しており、過去以上に消費者物価を押し上げる恐れがあると指摘した。イラン戦争に伴う燃料や化学品の値上がりが食品価格の上昇と重なり、物価全体に長く影響する可能性にも言及した。
実質金利をできるだけ早くマイナス圏から脱却させる必要性も強調したが、利上げのペースや時期の具体的な示唆は避けた。増委員は元三菱商事の最高財務責任者で、2025年7月に就任した。9月17日から18日の決定会合を前に、9月利上げの観測は一段と強まっている。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters