ニュースマーケット・相場観
ブレント原油が108ドルに接近、サウジアラビアの東西パイプライン停止で供給不安

14日のアジア市場で原油相場が急騰した。ブレント原油先物は3%を超えて上昇し1バレル=107ドル台後半を付け、取引時間中には108ドルに達した。WTI原油先物も3%前後上昇し102〜103ドル台で推移した。サウジアラビアが東西パイプラインを停止したことに加え、新たな攻撃が相次いだことが供給不安を増幅させた。
東西パイプラインは日量700万バレルの輸送能力を持ち、ホルムズ海峡を迂回して紅海側の輸出基地へ原油を送る動脈にあたる。イラクから飛来した無人機の攻撃で損傷し、サウジアラビアは予防措置として稼働を止めた。損傷の程度や復旧の時期は公表されていない。
紅海側のヤンブー港の在庫は5〜7日分の輸出量にとどまるとされ、停止が長引けば減産につながるとの見方が出ている。ブレント原油の期近と期先の価格差は1週間前の3.84ドルから5.39ドルへ広がり、目先の現物需要の逼迫を映した。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters