ニュースマーケット・相場観
日銀総裁、基調的な物価は2%目標に「かなり近い」 人工知能需要が物価を押し上げ
日本銀行の植田和男(うえだ・かずお)総裁は19日の国会で、基調的な物価上昇率が2%の目標に「かなり近い」と述べた。世界的な人工知能の需要が設備投資と輸出を押し上げ、幅広い品目の価格を上げているとの認識を示し、追加の利上げの余地を示唆した。
植田総裁は、基調的な物価が2%に近づき金融環境が緩和的なままで政策金利を適切に調整しなければ、物価の上振れへの警戒から長期金利がかえって上がりかねないと説明した。適切なペースでの利上げは長期金利の急上昇を避けることにつながるとした。
日銀は10月30日に終わる金融政策決定会合で、新しい成長率と物価の見通しを公表する。市場では政策金利を1.25%に据え置き、早ければ12月に1.5%へ引き上げる余地を残すとの見方が多い。借り入れの多い企業は、年内の金利上昇を前提に資金計画を点検しておきたい。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Reuters