ニュースマーケット・相場観
20年国債の入札、需要が過去最高 高い利回りで国内の投資家が買い戻す
財務省が20日に実施した20年物国債の入札で、応札額が発行額の何倍かを示す応札倍率が5.84倍と、過去最高になった。前回の4.01倍や過去12カ月の平均の3.73倍を大きく上回り、結果を受けて20年物の利回りは一時0.06ポイント低い3.710%まで下がった。
利回りの上昇と財政への不安の和らぎで、国内の投資家の買いが戻っている。日本証券業協会のデータでは、4〜9月の国内投資家による国債の買い越し額は18兆8000億円と、17年ぶりの多さだった。信託銀行が約半分、銀行が約3分の1を占めた。
生命保険会社も6月から超長期債の買い越しを強めている。ただ、食料品の消費税減税の財源など財政への懸念は残る。市場は来週の日銀の金融政策決定会合と植田和男(うえだ・かずお)総裁の会見に注目している。借り入れの多い企業は長期金利の動きを見ておきたい。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:Bloomberg