2026/10/20の経済ニュース10選 - レアアースのイットリウムが数カ月で枯渇の恐れ 20年国債の入札は需要が過去最高

2026年10月20日 MBI経済ニュース編集部

10月20日、火曜日の経済ニュースです。日本では、レアアースのイットリウムが数カ月で底をつく恐れが出ています。20年物国債の入札は需要が過去最高となり、アジアの液化天然ガスの価格は約4年ぶりの高値をつけました。

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2026/10/20の経済ニュース10選 - レアアースのイットリウムが数カ月で枯渇の恐れ 20年国債の入札は需要が過去最高(動画)

1. 日本、レアアースのイットリウムが「数カ月」で枯渇の恐れ 中国の輸出規制でアメリカに働きかけ

業界・トレンド ・ 出典:Financial Times

  • イットリウムが数カ月で枯渇の恐れ
  • 中国の外の価格は2年前の179倍
  • アメリカに中国への働きかけを要請

日本で、自動車や航空機のエンジン、半導体の製造装置に欠かせないレアアースのイットリウムが、数カ月で底をつく恐れが出ている。中国の輸出規制が続いているためで、日本政府はアメリカ政府とアメリカの大手企業に、中国へ規制の緩和を求めるよう働きかけた。 日本政府の担当者や商社の幹部によると、中国が方針を変えず、代わりの調達先や備蓄も見つからなければ、早ければ年末にも不足が表面化する。中国の外で取引されるイットリウム酸化物の価格は1キロ1150ド…

2. 20年国債の入札、需要が過去最高 高い利回りで国内の投資家が買い戻す

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

  • 応札倍率5.84倍で過去最高
  • 20年物の利回りは3.710%に低下
  • 4〜9月の国内勢の買い越しは17年ぶり

財務省が20日に実施した20年物国債の入札で、応札額が発行額の何倍かを示す応札倍率が5.84倍と、過去最高になった。前回の4.01倍や過去12カ月の平均の3.73倍を大きく上回り、結果を受けて20年物の利回りは一時0.06ポイント低い3.710%まで下がった。 利回りの上昇と財政への不安の和らぎで、国内の投資家の買いが戻っている。日本証券業協会のデータでは、4〜9月の国内投資家による国債の買い越し額は18兆8000億円と、17年ぶりの…

3. 高市首相、食料品の消費税減税に赤字国債は使わず 防衛費の財源は「未定」と片山財務相

規制・税制・政策 ・ 出典:Bloomberg、Reuters

  • 食料品の減税分は赤字国債で賄わず
  • 防衛費の財源は「全く決まっていない」
  • 防衛費は年10兆円超の見通し

高市早苗(たかいち・さなえ)首相は19日夜、Xへの投稿で、食料品の消費税減税で減る税収を赤字国債で穴埋めしない考えを改めて示した。予算全体として国債を発行することは否定しないとしつつ、減税分を特例の赤字国債には頼らないと説明した。 片山さつき(かたやま・さつき)財務相は20日の記者会見で、防衛費の増額の財源について「現時点で具体的な方法は全く決まっていない」と述べた。政府内では法人税の追加の引き上げが財源の候補に浮上したと報じられてお…

4. ABB、三菱電機の低圧配電事業の過半を取得 790億円で合弁会社

スタートアップ・M&A・資本政策 ・ 出典:WSJ

  • 合弁会社の株式51%を取得
  • 対象事業の売上高は約1020億円
  • 取引の完了は2027年後半の見込み

スイスの電機大手ABBは20日、三菱電機が切り出す低圧の配電機器事業と合弁会社をつくり、51%の株式を握ると発表した。取得額は790億円(約4億9500万ドル)で、日本国外の関連する販売事業もすべて取得する。中期的に全株を取得できる権利も持つ。 対象の事業は遮断器や開閉器、無停電電源装置などを手がけ、2026年3月期の売上高は約1020億円。従業員は約2800人で、広島県福山市とベトナムのハノイに工場を持つ。事業全体の企業価値は約8億…

5. アジアのLNG価格、約4年ぶりの高値 中東でのタンカー攻撃で供給の回復に暗雲

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg

  • スポット価格は約4年ぶりの高値
  • カタールの生産の多くが海峡内に
  • 欧州の貯蔵率は平年を下回る

アジアの液化天然ガス(LNG)のスポット価格が19日に100万BTU(熱量の単位)あたり30.4ドルまで上がり、2022年12月以来、約4年ぶりの高値をつけた。中東でタンカーへの攻撃が相次ぎ、戦争で滞る輸出の回復への期待がしぼんだ。 週末にはイエメン沖でLNG運搬船が銃撃を受けたとの報告があった。アメリカとイランの戦争で、世界の供給の約5分の1を占めていたカタールの生産の多くがホルムズ海峡の内側に閉じ込められている。買い手は割高なスポ…

6. Anthropic、Nscaleと約450億ドルの追加の計算能力契約を協議 2棟目のデータセンター

業界・トレンド ・ 出典:Bloomberg、Reuters、Financial Times

  • 約450億ドルの追加契約を協議
  • 2棟目は460メガワットの計算能力
  • 8月に続く2件目の大型契約

人工知能のClaudeを開発するAnthropicが、データセンター開発のNscaleから人工知能の計算能力を買う新たな契約を協議している。規模は約450億ドル。Bloombergが最初に報じ、Reutersも関係者の話として伝えた。 Anthropicは8月にも、Nscaleがアメリカのウェストバージニア州に持つデータセンターの施設を450億ドルで借りる契約を結んでいる。今回はその敷地の2棟目が対象で、NVIDIAの最新の半導体「V…

7. 韓国のElice、上場初日に一時32%急落 人工知能のインフラ企業に逆風

マーケット・相場観 ・ 出典:Bloomberg、Reuters

  • 上場初日に一時32%下落
  • 今年の韓国で最大の新規株式公開
  • 人工知能のインフラ企業に逆風

韓国の人工知能向けデータセンター企業Eliceが20日、新興企業向けのKOSDAQ市場に上場し、株価は一時、公開価格を32%下回る6万1400ウォンまで下がった。2010億ウォンを調達した、今年の韓国で最大の新規株式公開だった。 公開価格は想定の上限の9万500ウォンで、上場時の時価総額は1兆ウォンを超えていた。個人投資家向けの申し込みは400倍を超え、上半期の売上高は前年同期の3倍の344億ウォンに伸びていた。それでも、人工知能のイ…

8. インドのJio Platforms、上場前の機関投資家枠に30倍超の申し込み 国内最大の新規株式公開

スタートアップ・M&A・資本政策 ・ 出典:Reuters、CNBC

  • 機関投資家の枠に30倍超の申し込み
  • インド史上最大の新規株式公開
  • 一般の申し込みは21〜23日

インドの通信大手Jio Platformsの新規株式公開で、上場前に大口の機関投資家に割り当てる枠に、募集の30倍を超える2兆5000億ルピー(約263億ドル)の申し込みが集まった。BlackRockやCapital Group、シンガポールのGICなどが応じた。 Jio Platformsは最大3020億ルピー(約32億ドル)を調達する計画で、ルピー建てでインド史上最大の新規株式公開となる。機関投資家の枠では、価格帯の上限の1株11…

9. フィリピンのMynt、過去最大の新規株式公開で上場 決済アプリGCashの運営会社

スタートアップ・M&A・資本政策 ・ 出典:Reuters、WSJ、Bloomberg

  • フィリピンで過去最大の新規株式公開
  • 初値は公開価格を上回る
  • 利用者は成人の約56%

フィリピンの決済アプリGCashを運営するMyntが20日、フィリピン証券取引所に上場した。新規株式公開で609億ペソ(約9億6700万ドル)を調達し、フィリピンで過去最大となった。初値は公開価格の6.60ペソを上回る6.63ペソで、その後6.71ペソまで上がった。 Myntには通信大手のGlobe TelecomやAyala、中国のAnt Groupが出資している。GCashは決済や送金、融資、保険などを手がけるフィリピン最大の金融…

10. National Australia Bank、最大2500人を削減 技術への投資を優先し組織を簡素化

経営・戦略 ・ 出典:Bloomberg、Reuters、The Guardian

  • 最大2500人、従業員の約6%を削減
  • 大半は年内に実施
  • コンサルタントや請負業者も削減

オーストラリアの大手銀行National Australia Bank(NAB)は20日、従業員の約6%にあたる最大2500人を削減すると発表した。大半は年内に実施する。組織を簡素化して浮いた資金を成長と技術への投資に回し、外部のコンサルタントや請負業者の利用も大きく減らす。 NABは厳しい経済環境と競争、急速な技術の変化を理由に挙げた。オーストラリアの銀行では、ANZが昨年3500人の削減を発表するなど人員の見直しが相次ぐ。政府の報…

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