2025/12/23の経済ニュース10選 - 片山財務相が為替介入姿勢、金価格が歴史的高値、中国航空各社が日本便を削減
2025年12月23日の経済ニュースをお届けします。片山財務相が為替介入の姿勢を示し、金価格が歴史的な高値を更新しました。また、中国航空各社が日本便を削減する中、Nvidiaは中国へのAIチップ出荷を開始予定です。今後の市場展望への注目が高まります。
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1. 片山財務相「為替介入にフリーハンド」急激な円安けん制を強化
片山さつき財務相は23日、Bloombergのインタビューで円相場の急激な下落について「非常に短期間での動きであり、完全に投機的なもので、ファンダメンタルズを反映していない」と述べ、為替介入への「フリーハンド」を持つことを明言した。日銀が19日に政策金利を0.75%へ引き上げた後も円安が進行していることへの強い警戒感を示した発言である。 植田和男日銀総裁の記者会見後、市場が追加利上げへの慎重姿勢を読み取り円売りが加速。円相場は一時1ド…
2. 金価格が史上最高値更新、年初来70%上昇で1979年以来最大の上昇率
金価格が23日、1オンス=4483.92ドルまで上昇し、2025年で50回目となる史上最高値を更新した。年初来の上昇率は約70%に達し、1979年以来46年ぶりの最大年間上昇率を記録する見通しとなった。銀も1オンス=70ドルに迫る水準まで急騰している。 上昇の背景には、FRB(米連邦準備制度理事会)による2026年の追加利下げ観測、トランプ政権によるベネズエラ石油封鎖の強化、ウクライナによるロシア「影の船団」タンカーへの初攻撃など地政…
3. 中国航空各社の日本便削減、2026年3月まで延長へ
中国政府が航空各社に対し、日本向け便の削減を2026年3月まで継続するよう指示したことが明らかになった。高市早苗首相の台湾有事関連発言を受けた措置で、12月だけで約1900便、座席数で約14万席が削減されている。大阪・札幌など観光地向け路線が特に大きな影響を受けている。 中国東方航空や中国南方航空など主要キャリアの収益への打撃は避けられず、DBSバンクのアナリストは「2026年初頭まで業績への下押し圧力が続く」と指摘。格付機関フィッチ…
4. Nvidia、H200チップの中国出荷を2月中旬に開始へ
Nvidiaが中国顧客に対し、旧正月前の2月中旬までにH200 AIチップの出荷を開始する計画を伝えたことが明らかになった。初回出荷は既存在庫から5000〜1万モジュール(約4万〜8万チップ相当)となる見込み。2026年第2四半期には追加の生産能力増強も予定している。 トランプ大統領が今月、売上の25%を米政府に納付する条件でH200の対中輸出を承認したことを受けた動き。バイデン前政権が国家安全保障を理由に禁止していた先端AIチップの…
5. ゴールドマン・サックス、日本中堅企業向け投資を10年で8000億円拡大へ
ゴールドマン・サックスが日本のM&A市場への投資を今後10年間で約8000億円(51億ドル)拡大する方針を明らかにした。MBO(経営陣買収)、子会社売却、事業承継など中堅企業向け案件に注力する。日本の企業統治改革を背景としたディールメイキングブームを捉える狙いだ。 同社日本法人グロースエクイティ&プライベートエクイティチームの伊藤木優マネージングディレクターは「日本への資金配分に対するグローバル機関投資家の需要は強く、企業側もMBOや…
6. 大和証券、M&A収益目標を1000億円に上方修正
大和証券グループの荻野明彦CEOがロイターのインタビューで、2031年3月期のM&A関連収益目標を現行の700億円から1000億円に引き上げる方針を明らかにした。日本企業による過去最高水準のM&A活動を背景に、海外での人材採用を再開し、クロスボーダー案件専門チームを強化する。 荻野CEOは「日本市場では実質的に毎日何らかのコーポレートアクションが起きている」と述べ、日本企業がこれまで以上に大胆な経営判断を迫られているとの認識を示した。…
7. トランプ政権、ベネズエラ石油封鎖を強化 3隻目タンカー追跡中
トランプ政権がベネズエラへの石油封鎖を強化し、米沿岸警備隊が21日に2隻目のタンカー「センチュリーズ」を拿捕、現在3隻目の「ベラ1」を追跡中であることが明らかになった。トランプ大統領は16日に「制裁対象の全石油タンカーの完全封鎖」を命令しており、マドゥロ政権への圧力を一段と強めている。 拿捕されたセンチュリーズはパナマ船籍で約200万バレルのベネズエラ産原油を積載していた。ベネズエラ政府は「国際法違反の海賊行為」と非難し、国連安全保障…
8. Alphabet、クリーンエネルギー企業Intersectを47.5億ドルで買収
Alphabet(Google親会社)がデータセンター・クリーンエネルギー開発企業のIntersect Powerを47億5000万ドル(現金)で買収すると発表した。既存債務の引き受けも含まれる。AI需要拡大に伴うデータセンター電力確保を加速させる狙いで、同社としては過去最大級の買収案件となる。 Alphabetは2024年12月にTPG Rise Climateと共同でIntersectに8億ドル以上を出資しており、今回の買収でテキ…
9. 英国企業信頼感が年末に回復、予算案後の不安和らぐ
ロイズ銀行が23日発表した12月のビジネス・バロメーターで、英国の企業信頼感指数が5ポイント上昇し47%となった。11月の予算案で企業への増税が限定的だったことへの安堵感が広がり、年初から10ポイント上昇して2025年を終える形となった。 経済全体への楽観度は11ポイント上昇して42%と4カ月ぶりの高水準を記録。特に建設セクターの信頼感が大幅に改善し、年内最高水準に達した。一方、スコットランドでは15ポイント低下するなど地域差も見られ…
10. 米国、23日に第3四半期GDP・消費者信頼感指数を発表
米国で23日、第3四半期GDP(2次速報値)や12月の消費者信頼感指数など重要経済指標が相次いで発表される。GDP成長率は前回の3.8%から3.2%への鈍化が予想されており、FRBの2026年の金融政策を占う上で注目される。 コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数は11月に88.7へ急落しており、12月は91.0への回復が予想されている。期待指数は10カ月連続で景気後退シグナルとされる80を下回っており、消費者心理の弱さが続いている…