2026/05/18の経済ニュース10選 - 日本30年債20bp急騰1999年以来最高
2026年5月18日の経済ニュースを振り返ります。この日は日本国債利回りの急騰とそれに伴う市場の動揺が中心に報じられ、高市首相が補正予算編成を指示したほか、韓国市場のボラティリティが最高水準に達しました。また、トランプ大統領の発言が原油価格を押し上げ、G7財務相会合も注目されています。
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1. 日本国債利回り急騰・30年債1999年デビュー以来最高水準・世界の債券売りをリード
日本国債が5月18日の東京市場で急落し、30年物利回りは20ベーシスポイント急騰して1999年のデビュー以来最高水準を記録した。10年物と20年物も約10ベーシスポイント上昇し、5年物入札では過去12ヵ月平均を下回る弱い需要となった。 トレーディング・エコノミクス集計では10年物利回りが2.78%まで上昇し1997年5月以来の高水準、30年物は4.19%に達した。原油価格の上昇によるインフレ懸念の高まりが世界的な国債売りを加速させ、日…
2. 高市首相が補正予算編成を片山財務相に指示・新規国債発行で資金調達検討
高市早苗(たかいちさなえ)首相は5月18日の与党会合で、中東紛争に起因するコモディティ価格上昇への対応として補正予算編成を片山さつき(かたやまさつき)財務大臣に指示したと表明した。「先週、片山財務大臣に補正予算編成を含めた財源確保策の検討をお願いした」と述べ、これまで数週間にわたり補正不要との立場を取ってきたが方針を転換した。 ロイターが政府関係者の証言として独自報道したところによれば、政府は補正予算の財源を新規国債発行で賄う方向で調…
3. みずほFG株7%急落・楽天銀行投資シフト報道に「決定なし」と否定も投資家失望
みずほフィナンシャルグループの株式は5月18日の東京市場で一時7.7%急落した。読売新聞が日曜に、みずほフィナンシャルグループが2024年に約1,650億円で取得した楽天カードの14.99%株式を売却し、その資金を楽天銀行への新規出資に振り向ける方針と報じたことを受けた。 みずほフィナンシャルグループは月曜午前に「楽天銀行への出資について現時点で決定した事実はない」と公式に否定したが、楽天銀行株は10.4%上昇し3ヵ月で最大の上げ幅を…
4. 日本国債利回りがTopix配当利回りを2007年以来最大幅で上回り・株式から債券へ資金シフト示唆
日本国債の利回りがTopixの配当利回りを2007年以来最大の幅で上回ったことが5月18日のBloomberg分析で明らかになった。長年にわたり国債利回りが極めて低かった日本では株式の配当利回りが国債利回りを上回る状況が常態化していたが、日本銀行の利上げサイクルとインフレ持続を背景に「Yieldless(利回り無き世界)」と呼ばれた時代の構造が完全に逆転した形となる。 10年物国債利回りが2.8%に達し1996年10月以来の高水準とな…
5. トランプ大統領イランへ「何も残らなくなる」と最後通告・原油急騰
トランプ大統領は5月17日(日)にTruth Social上で、停滞するアメリカ・イラン平和協議とホルムズ海峡再開交渉に関し「イランよ、時計は刻んでいる。早く動かなければ、お前たちには何も残らなくなる。時間が本質だ」と警告を発した。週末の発言は両国の合意失敗が再武装紛争への回帰を意味する可能性を示唆した。 5月18日のアジア市場で原油価格は急騰し、ブレント原油7月物先物は1.98%高の1バレル111.42ドル、WTI原油6月物先物は2…
6. G7財務相会合パリで開幕・グローバル経済不均衡とレアアース供給協調を議論
G7財務相会合が5月18日からパリで2日間の日程で開幕した。フランス財務大臣のロランド・レスキュールが議長を務め、グローバル経済不均衡、レアアース・重要鉱物の供給協調、中東紛争の経済波及、世界的な国債市場のボラティリティが主要議題となった。日本からは片山さつき財務大臣が出席し、債券市場の動揺と中東経由のエネルギーコスト連鎖について各国に協調行動を呼び掛けた。 レスキュール大臣は「過去10年間続いてきたグローバル経済の構造、すなわち中国…
7. オーストラリア政府が中国系投資家にレアアース企業株売却命令・Northern Mineralsで2年連続介入
オーストラリア政府は5月18日、希土類鉱業企業Northern Mineralsの中国系株主に対し2週間以内の株式売却を命じる介入を発表した。同社は2億2,900万豪ドル(約1億6,300万ドル)規模の重希土類採掘企業で、西オーストラリアでBrowns Range重希土類プロジェクトを開発中である。重希土類は半導体や防衛産業に不可欠な戦略的素材で、対象6株主のうち5社が中国本土または香港登記、1社が英領バージン諸島登記となっている。 …
8. 韓国市場ボラティリティが最高水準・先週の130億ドル海外勢売りでKOSPI再急落
韓国総合株価指数(KOSPI)のボラティリティが5月18日に史上最高水準近くまで急騰した。先週に海外投資家が132億ドル相当の韓国株を大量売却したことを受け、KOSPIは月曜午前一時4%急落し、前週金曜の6%下落に続く下げとなった。KOSPI 200先物が5%急落したため、自動プログラム取引を5分間停止する「サイドカー」メカニズムが発動した。 KOSPIボラティリティ指数は月曜2.56%上昇し、3月初頭に記録した直近ピーク水準に接近し…
9. HDヒョンデマリンソリューションが北米データセンター電力市場参入・Aperion Energy Group提携
HDヒョンデマリンソリューションは5月18日、アメリカのエネルギーインフラ開発会社Aperion Energy Group(AEG)とテキサス州のデータセンター発電エンジン保守事業で覚書を締結したと発表した。両社はAEGがテキサス州で建設中のデータセンターに設置される33基の発電エンジンの運転・保守について長期協力枠組みを構築する。アフターマーケットソリューション部門責任者のパク・ヨンオン部長とAperion Energy Group…
10. 米中農産物年間170億ドル購入合意・首脳会談後のファクトシートで詳細判明
ホワイトハウスは5月17日、トランプ大統領とシー・ジンピン国家主席の北京首脳会談に関するファクトシートを公表し、中国が2026年(按分)から2028年まで年間170億ドル以上のアメリカ農産物を購入することで合意したと発表した。これは2025年10月に韓国で合意した大豆8,700万トンの購入コミットメントに追加される形となる。 合意には400以上のアメリカ牛肉処理施設のリスティング再開、鳥インフルエンザの発生が確認されていない州からの家…