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中国国債が世界的な利回り上昇に逆行、分散投資先として浮上

中国国債が、世界的な債券売りの流れから外れた値動きを続けている。アメリカ、日本、イギリスの指標利回りが数十年ぶりの高水準に急上昇するなかで、中国の利回りはここ数カ月むしろ小幅に低下した。世界第2位の経済大国が国際的な資本市場から相対的に隔離されていることに加え、他国がインフレ懸念を抱えるのに対し、中国はデフレ環境にあることが背景にある。
Invescoでアジア太平洋地域の債券運用を統括するノーバート・リンは、支援的なマクロ政策と好調な輸出が中央政府債への需要を支えるとして、リスク調整後ベースで中国国債が先進国債を上回る余地があるとみる。中国国債はプラスの実質利回りを維持しており、世界の債券ポートフォリオのなかで防御的な役割を果たしうるという評価である。
別の運用担当者も、中国の金利サイクルがアメリカ、ヨーロッパ、日本とますます異なる動きをしているため、世界のポートフォリオにおいて分散効果を提供できると指摘する。日本の投資家にとっては、円建て資産と国内債の相関が高まるなかで、値動きの相関が低い資産をどこに求めるかという実務的な問いに直結する論点である。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC