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アメリカ10年国債利回り4.8%が最大の節目に 財政リスクが他資産へ波及する懸念

アメリカの10年国債利回りが4.8%を超えて定着するかどうかが、市場にとって最大の節目になりつつある。Miller Tabakの主任市場ストラテジストであるマット・メイリー氏は、4.8%を明確に上回る状態が続けば他の資産クラスにも深刻な問題を引き起こしかねないと指摘した。4.8%は2025年1月に付けた高値の水準にあたる。
背景にあるのは財政赤字の拡大と国債発行の増加である。アメリカの政府債務は40兆ドルを超え、年末までに8兆4000億ドル超の国債が借り換えを迎える。加えて9月は投資適格社債の発行が過去最大の月になる可能性があり、Goldman Sachsは2026年のドル建て投資適格債の発行見通しを2兆3000億ドルへ引き上げた。人工知能関連の設備投資を支える企業の資金調達が、政府と投資家の需要を奪い合う構図になっている。
圧力はアメリカだけの問題ではない。日本、イギリス、フランスなども財政面の課題を抱え、投資家が国債を保有する対価としてより高い上乗せを求める動きが世界的に広がっている。HSBCは2026年末の10年国債利回り予想を4.65%へ引き上げた。長期金利の上振れは超長期債だけでなく、株価収益率の高い成長株や商業用不動産、非上場資産の評価にも直結する。
この記事は報道をもとにMBI経済ニュース編集部が要約したものです。元の記事:CNBC